株価が簡単に予測できたらいいなと思った事ありませんか?
今回は、数あるテクニカル分析の手法のなかから、基本となるローソク足について説明します。
ぜひ、最後までご覧ください。
ローソク足とは何か?
ローソク足とは、1日や1週間、1ヶ月などの一定期間の開始時に付いた始値、最も高い高値、最も安い安値、最後に付いた終値の4つの値を示すものです。
ローソク足という名前は、値動きを時系列に沿って表示したもので、ローソクに似た形から付けられました。ローソク足を並べて、相場の状態や流れがわかるチャートをローソク足チャートといいます。
ローソク足の1本1本は「足(あし)」と呼ばれ、日足(ひあし)は、1日単位、週足(しゅうあし)は1週間単位、月足(つきあし)1ヶ月単位を示します。
株価のテクニカルのチャート分析では、日足よりも長い期間のローソク足を重視する傾向があります。一方で、FXのチャート分析は時間足や分足をよく利用されます。
ローソク足の歴史は古く、江戸時代に米商人・本間宗久によって考案されました。それ以来、ローソク足は世界中の投資家にも使われるようになっています。
最近では、海外でも広く使われ、”キャンドル・チャート(Candle Chart)”と呼ばれています。
江戸時代から語り継がれたローソク足を使って相場を読むサインやルールは、歴代の有名な投資家が参考にして、現在ではマニュアルのようになっています。
マニュアル化されたことにより、相場に関わる多くの人が、マニュアルを使用しているため、相場がマニュアル通りに動きやすくなっています。
また、ローソク足の分析について研究がされており、ローソク足は、何本かの足を組み合わせて相場状況を判断する分析手法や、同じ形の足でも出現する相場水準によって判断が変わる複雑な分析手法もあります。ローソク足の出現をトレンドの転換の兆候として見る手法も多数存在します。
国内では酒田五法などの罫線分析に用いられています。
国外では、プライスアクション(price action)として相場分析に用いられている例があります。
株価が上昇して、始値より終値が高いものを陽線、下落して、始値より終値が安いものを陰線と呼びます。
また、始値と終値で作られたものをローソク足の実体、実体から高値までの線を上ひげ、実体から安値までの線を下ひげと呼びます。
ローソク足の見方
- 実体の長い陽線:大陽線といい強い上昇力を示しています。
- 実体の長い陰線:大陰線といい強い下落力を示しています。
- 実体が小さな線:コマ足といい投資家たちの気迷いを示しています。
- 実体が無い線:寄り引け同時線といい、相場の転換点となりやすいです。
- 上ひげが長い線:上昇力がなくなり、反落しやすいです。
- 下ひげが長い線:下落力がなくなり、反騰しやすいです。
以上のことを踏まえて、チャートから分析していきましょう。
楽天のチャート分析
例として、楽天の株価の1年間の週足をみていきましょう。
胴体の部分に着目してみましょう。真ん中あたりの胴体が長いローソク足は、スタートずっと上昇し続け、もしくは、下落続けたしていたことを示します。胴体が長いほど相場の勢いが強く、今後も流れが続くと推測できます。
ヒゲが長いローソク足は、一時的に大きく動いた方向と反対の動きで終わったことを表す。長い下ヒゲは一度大きく下落したが、強く押し戻されたという意味で、買いたい人が多く、上昇が期待できます。
前半の上ヒゲも下ヒゲも胴体も短い形のローソク足では今後どちらに行くのかはまだわからず、中立の状態を示しています。
ローソク足が移動平均線より上に位置している時に出る大陽線は、上昇の勢いが強いです。逆に、ローソク足が移動平均線より下に位置している時に出る大陰線は、下落の勢いが強いので要注意です。
ヒゲも胴体も短いローソク足は、長い陽線が出た後の高値圏で出るサインになることが多いです。株価とともにチェックしてみましょう
メルカリのチャート分析
こちらは、メルカリの株価の1年間の週足です。
こちらについては、宿題ですw
こちらのチャートをみて思うことをコメントなどいただけるとうれしいです。
ローソク足のまとめ
ローソク足は江戸時代から使われている古い手法です。
ローソク足を見れば株の流れが理解できる。
トレード初心者はしっかりとチェックしてみてください。
動画でも解説しておりますので、そちらもチェックしてください。
ローソク足を使いこなし、明日からのトレードに役立ててきましょう。